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2枚目にして、オフィシャル・リリース初となる、フランク・オーシャンのニュー・アルバム『Channel Orange』。そのライナーノーツ的な"thank you's"という文章が彼のブログにアップされていて、彼の世界のあまりの深さに感じ入るものがあったので、意訳的(直訳的?)に訳してみました。 彼がゲイなのかとか、バイなのかとか、そんなことは全くどうでもよくて、彼の人間臭さが、純粋さ、真っ直ぐさ、強さや弱さ、迷い、想い、成長が、なんとも愛おしい。7月17日にこのアルバムを聴けるのが、そしてその夜に彼の現住の地、LAでライブでも彼の音楽を聴けることが、心から待ち遠しい。ほんと、D'Angeloに通じる天才的な才能を感じずにはいられない。 ニューオリーンズに想いを馳せて。 ありがとう、フランク。 thank you, Frank. 追記: でもやっぱり、ついに真実を打ち明けたフランキーの勇気に、ありがとう。本当はもっともっと、打ち明けられないまま苦しんでいる人が、たくさんいるんだろうなってことも、考えさせられます。 そして、彼がもがき苦しんだ時期を支えたのが、他でもない、ウルフ・ギャングの面々だったんだろうな、と想像すると、なんだかくすぐったいような、嬉しい気持ちになるんだよな。 ================================================ たくさんの、ありがとう。 あなたが誰であれ、どこに住んでいようとも、ぼくたちはみんな、共通項の方が断然多いんじゃないかと思い始めているんだ。人間には腹黒さ(陰険さ)が渦巻いている。誰もが、見て欲しくて、触って欲しくて、聞いて欲しくて、注目して欲しがっている。ぼくが愛する人たちについてここでは言ってるんだけど。ここ3年ほど、僕の中の創造主に叫び続けている。空の雲に向かって叫ぶ。何らかの説明を求めて。情けを求めているのかもしれない。心の平和に注ぐ恵みの雨、天与のかて(思いがけず手にはいるもの)のような。 4年前の夏、ある人に出会った。19才の時のことだ。彼も同い年だった。その夏と、その翌年の夏を一緒に過ごした。ほぼ毎日。一緒に過ごした日々は、流れるように過ぎていった。会う時はたいてい、彼は笑顔だった。彼の会話を聞き、沈黙を耳にした…眠りにつく時まで。彼と一緒に眠りにつくことがほとんどだった。恋に落ちていると気づく頃には、それはもう悪性だった。絶望的だった。逃れることなんてできなかった。感情と交渉する余地なんてなかった。選択の余地なし。 それは初恋で、ぼくの人生は変わってしまった。それまでのぼくは、付き合っていた女性のこと、彼女のことを想い、愛し合っていると信じていた女性のことを考えていた。ティーンエイジャーの頃に好きだったセンチメンタルな曲に想いを馳せた…初めてのガールフレンドを持った時に演奏した曲だ。それらの曲は、ぼくがまだ語ったことのない言葉で書かれていたことに気づいた。あまりに早く、あまりに多くに気づてしまったんだ。飛んでる飛行機から放り出されることを想像してみてくれ。ぼくは飛行機の中にいなかったけどね。ぼくは日産マキシマに乗っていた。荷物をまとめてLAを目指した時に乗っていたヤツだ。車の中に座りながら、友達にぼくの気持ちを告げた。口から言葉がこぼれると、涙が流れてきた。もう告白の言葉は後戻りできないんだと思うと、悲しみに嘆いた。彼はぼくの背中を軽く叩いて、優しい言葉をかけてくれた。ベストを尽くしてはくれたけど、彼はぼくと同じ気持ちだとは認めなかった。彼はもうすぐに家の中に戻らないといけなくて、もう夜は遅く、ガールフレンドが2階で彼のことを待っていた。 彼はその後3年間、ぼくへの本当の気持ちを語ってはくれなかった。何年も相互関係のことばかり想像していた。今度は断崖絶壁から落とされることを想像してみてくれ。いや、ぼくは断崖絶壁にはいなかったけどね。ぼくはまだ車の中で、大丈夫だと自分に言い聞かせて、深呼吸をしていた。呼吸をして、前に進んだ。彼なしの人生なんて考えられなかったから、彼とは奇妙な友情を保っていた。自分を、自分の感情を抑えようともがき苦しんだ。それはうまく行かないことの方が多かった。 その後ダンスは続き、その後いくつもの夏の間、ライムを抱き続けていた。そして冬になった。これをニューオリーンズからLAに戻る飛行機の中で書いている。またクリスマスを台無しにするために実家に帰っていたんだ。窓際の席。2011年12月27日。今では2枚のアルバムを書き、これで2枚目になる。自分を忙しくして正気を保ちたくて書いた。実際のぼくの世界より薔薇色の世界を作り上げたくて。逆らうことのできない感情の流れを変えたくて。その結果、ここまで辿り着けるなんて、驚いている。アルバムを書く前は、自分のストーリーを人に語っていた。彼らがぼくを生かし続け、守ってくれた、心を込めて、そう言いたい。彼らにこそ、心の床底から感謝を捧げたい。誰のことかは、分かってるよね…素晴らしい人たち、きっと天使なんだろうな。これから何が起こるかは分からないけど、まぁ、いいんだ。守らなければならない秘密はもうないのだから。そりゃあ、小さな秘密はまだいくつかあるかもしれないけどさ。ひとりだったことはないし、ひとりになりたいときは好きなだなれるし…時にひとりになりたいことはあるけどね。でもひとりだったことは1度だってない。ひとりにはなれないんじゃないかと思うんだ。 ありがとう。ぼくの初恋の人、あなたに感謝している。ぼくが望んだ結果にはならなったし、決して十分ではなかったけれど、感謝しているし、それでよかったんだ。ままならないことは常にあるものだし、ぼくたちだって同じこと。あなたのことは忘れない。あの夏のことは忘れない。あなたに会った時の自分を忘れない。あの頃のあなたを、そしてぼくたちがどう変わったかを、そしてあの頃と変わりないぼくたちを、忘れないでいるよ。今ほど人生に、生きていることに、尊敬の念を抱いたことはない。きっと死ぬような思いをしてこそ、生きているという事実に気づくものなのかもしれない。 ありがとう。ぼくを強く育ててくれた母に。ぼくが勇敢でいられるのは、あなたがいたからこそ…だから、ありがとう。みんなに。素晴らしいこと、もの、ひと、すべてに。自由の身になった気分だ。耳をよく研ぎ澄ませば…空が落ちてくる(この世の終わり、過度の心配・臆病をさす)音も聴こえるよ。 フランク ※読みやすさを優先して、一部勝手に改行しています。
by kokosoul
| 2012-07-04 21:30
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