偉大なる俳優&コメディアン、
リチャード・プライヤーが、20年も患っていた心臓の病気が原因で、12月10日に心臓発作のため65歳という短い人生を閉じた。
彼の存在は、渡米前の1995年頃に、TAMAYOというアメリカで活躍する日本人コメディアンの本「あんたらなにビビってんの」という衝撃的な本の中で、「世界一の天才コメディアン」として紹介されていた時に、初めて知ることになった。
あのタモリも一番好きなコメディアンをリチャード・プライヤーと答えていたのだそうだ。
人種関係を機知に富んだ切り口とののしり言葉で笑い飛ばすストレートなコメディー、恐れることなく真実を指摘する絶妙な語り口は、まさに天才の名に相応しく、彼を人生のヒーローと称える多くの人たちの悲しみは計り知れない。
彼のコメディーはライブで見ることができなかったけれど、数多く出演した映画の中でも、ダイアナ・ロスがビリー・ホリデーを演じた映画
"Lady Sings the Blues"で、ピアノマンの役を演じたのを見たことがある。何とも味わいのある深い演技が非常に印象的だった。
May He Rest in Peace. You will be missed.