"Madvillainy" 裏ジャケ写真より
"Madvillainy" by MF Doom + Madlib = Madvillain
アンダーグラウンド・ヒップホップ界のコンデンス・ミルク。
なんと濃厚なことでしょう。
時々何度も繰り返して聴きたくなる、奇才マドリブとMF DOOMさんの究極のケミストリーが織り成す、珠玉の名作。
万人受けするとは言えないかもしれませんが、この深さにはまってしまった人は、2度と抜けられないこと、うけあいです。彼らの”
Rainbows"という曲は、モス・デフもライブでカバーしていました。
サンプリングの元ネタを1個1個当てるには、わたしはまだまだ音楽を聴き足りていませんが、マドリブの抱えるSP 1200に、彼のヒップホップへの愛情を、それはそれはずっしり、がっしり、感じ取れるのです。
※SP 1200は、数あるドラムマシーン(ビートなどをサンプリングする機材)のなかでも、'80年代後半に製作されて以来、究極にダーティーで泥くさい音作りを好むヒップホップ・プロデューサーの多くに愛され続けている、往年のドラム・マシーン。マドリブがこれを使っているという事実に納得&膝ポンしつつ、何だか嬉しい発見です。
「やった!」