なんだかインタビューした人が次々と逮捕されてしまって、複雑です。
クリスマスを目前に、
ヤング・ジョックさんがクリーブランド・ホプキンズ空港にて銃所持のため逮捕され、目下刑務所に滞在中。
T.I.も同じ容疑で逮捕されるも、11月の感謝祭前に3.5億円もの大金をはたいて晴れて釈放。されど保護観察処分による自宅軟禁状態のため、自宅でのビッグな感謝祭パーティーも禁止されたのだそう。
去年VH1の"Hip Hop Honors"イベントの一環として、ブルックリンの大学で行われたセレブ・バスケ大会で大はしゃぎしていたレミー・マーも、銃撃事件を起こしてしまい。
ヒップホップ・アーティストをターゲットにした、俗に言うヒップホップ・ポリスの存在も物議を醸してはいますが、銃を所持しなければ安全と感じられない現実を抱える人たちの環境にも、複雑なものがあります。もちろんそれを行使するしないの意思は、その人たちに残されてはいるのですが、単に「身からでた錆」とも言い切れないと感じます。
ウータンのRZAが、T.I.の銃所持による逮捕に関して、「彼がせっかくゲットーから這い上がって成功し、今度はゲットーの仲間たちを導き上げる立場にいるのに、逆に彼らに引き摺り下ろされいては駄目なんだ」と語っていました。
それをビジネスとして成功を築き上げる機会もあれば、まさにそれに付随する現実に身を滅ぼされる可能性も大いにあるという、二面性(あるいは多面性)を持つヒップホップ。
いろんな意味で、ヒップホップほど社会状況を如実に反映した音楽文化も他にないと、改めて再確認させられる出来事です。
Chamillionaire - Hip Hop Police/Evening News
密かにスリック・リックさん出演中。
2人とも前髪ライン、もうちょっと上でもいいよね。