Nas - Black President Lyrics
黒人大統領は選挙の夜に何を思うのか
「どうやって自分の命を(暗殺から)守るのか」
「どうやって妻を守るのか」
「どうやって自分の権利を守るのか」だろうか
今まで大統領といえば白人オンリー
トーマス・ジェファーソン(第3代大統領)とカルヴィン・クーリッジ(第13代大統領)が
原住アメリカ人の血をひいていたくらいで
KKK(白人至上主義を唱える秘密結社)はムカついて銃に弾丸を詰める
俺も弾丸を詰めるぜ、受けて立とうじゃねぇか
俺は同胞たちと一緒だからな
オバマが死んだら、俺たちも死ぬんだ
でもポジティブな面があるのも確か
オバマは希望を与える
嫌悪を消し去るため
互いを愛し合い、多くの嘘つき政治家野郎たちをも受け入れるため
すべての人種、肌の色の違う人間の精神の限界に挑む
俺たちには変化が必要なんだ
このブラザーなら信頼できる気がする
でもリアルで居続けることができるのか
刑務所にブチこまれた無実の同胞たちが控訴させるんだ
当選後も、本当に関心を持ち続けられるのだろうか?
from vibe.com
もうどきどきで、心臓がいくつあっても足りません・・・。
いよいよ選挙当日。
思えばこんなに身近に接し続けたてきた大統領選は、初めてかもしれない。
連載記事を担当することになったということもあるけれど、
彼が大統領になればすべてがOKなんてありえへんし、
結局は2大政党の彼の政策をすべて支持できるわけじゃない。
でも、アメリカに住むマイノリティーで、移民で、女性あるという、
社会的にあまりにあやうい立場を抱えて、
それでもあらゆる意味で、希望を与えてくれるのが、
わたしにとって、そして多くにとってのオバマなのだ。
選挙を目前にして、自分の孫が大統領になる姿を目にする日を目の前にして、
実質オバマを育てたおばあさんが癌で亡くなった。
なんというタイミング。
意地悪で、皮肉屋な見方をしたら、
白人の祖母の他界のニュースがこのタイミングで市民の目に入ることで、
仮に人種がネックになってオバマへの投票を躊躇していた白人投票者に、
「彼は半分白人なんだ」と、背中を後押しするきっかけに、なり得るのではないか。
難病で苦しみぬいたであろう人に対して、非常に不謹慎な考えだが、
おばあさんは、最後の最期まで、そうやって孫想いの人だったのかもしれない。
なんて、勝手に想像してしまった。
でもこんな悲報にも、オバマは落ち込んでいる場合じゃないのだ。
彼の肩には、あまりにも多くの人たちの期待がかかっているから。
Change is on the way, Baby.
Now's the time.
アメリカの底力を見せてもらおうじゃないの。