今さらですが、
エリアコード、電話の市外局番はアメリカ人にとって、特にヒップホップの地元魂のお供に欠かせないものなのね、とあらためて実感しました。何年ぶりかで、友人宅で見た紅白歌合戦で。
紅白では、個人的には、森山直太郎の
『生きてることが辛いなら』に、一番感動しました。やはり以前から紅白出演を夢にがんばってきたJEROくんの登場も、感慨深いものがありました。やっぱり演歌は苦手なんだけど。
あ、でも、石川さゆりさんの『
天城越え』って、なんて艶やかな歌詞。日本語って実に美しい。でも、ついつい聴いてて顔が火照ってきちゃう。w
そうそう、JEROくんのキャップのツバの裏に、凛と輝いていたのが、"412"の数字。きっと地元に錦を飾りました!(&「おばあちゃん、I made it!」)という熱い想いをこめてるんだろうなぁ、と思ったら、やっぱり、ペンシルバニア州ピッツバーグのエリアコード。
エミネムの映画『
8マイル』でも、何度か失敗した後、やっと自信を持ってMCバトルの聴衆の前でライムできた時に叫んでいたのが、"313"、地元ミシガン州のナンバー。
ピート・ロックのアルバム『NY's Finest』の中にある『
914』も、ピートが生まれ育った、意外にジャマイカ系移民が多く住むNY州マウント・ヴァーノン地区のナンバー。そこで生まれ育ったわたしの友達の携帯も、他州に引っ越した今も、"914"のまま。
大分前の曲ですが、エリアコードの異なる全米のおねーちゃんとビーチで楽しくパーティーしちゃう曲が、リュダクリスの、その名も『
Area Code』。
わたしの携帯も、以前住んでいたニュージャージー州の"201"をキープしているけれども、これは特にジャージーを熱くレッピンしたい気持ちがあるわけではまったくなく、変更作業や新しい番号を友達に伝えるのが面倒くさい、というズボラーな理由だけなんですが。ちなみに、恋しいMYブルックリンのナンバーは"718"。
何かと分かりやすくて楽しいエリアコード・カルチャーですが、携帯の普及により、現存の番号じゃどうにも足りなくなって、続々と新しい番号が生まれてからも久しい。NYの携帯も、"212"や"718"が品切れで、"646や"347"なんかが生まれているけれど、なんともNY的迫力に欠ける感が否めない。
でも、そうやってカルチャーっていうのは、時事や情勢を反映させて形を変えていくものなのかもね。