またまたデッド・プレズねたです。
聞きやすい英語も然りですが、そのホットなビートも魅力なデッド・プレズ。彼らのアンセムにもなっている"It's Bigger Than Hip Hop"が、デッド・プレズのふたりとカニエ・ウェストの制作であることを、最近知りました。
カニエさんはそこまでファンな方ではないのですが、彼の制作手腕が抜きん出ているのは明らかで、2000年にリリースされたデッド・プレズのファースト・アルバム『Let's Get Free』で彼が仕事しているとは知りませんでした。
それよりも、この曲はライブでも大盛り上がりを見せるバンギンな曲なので、その背後にカニエ仕事あり、という事実に、今さらながら納得してしまったのでした。
ジャーナリストで政治家のケヴィン・パウェルさんが以前、NYの草の根レヴェルのヒップホップの集まりで、「50セントに代表されるギャングスタなヒップホップ・アーティストを批判するのは簡単だけど、ヒップホップはビートがいかしててナンボ、ビートがいかしてれば人を魅了するんだ!」というようなことを、なぜかちょっと怒りながら熱弁していました。
"It's Bigger Than Hip Hop"に、「俺たちが抱える問題はヒップホップよりデカい問題なんだ」という明確で強い政治的メッセージがあるのはもちろんですが、それをサポートするかっちょいいビートがあるからこそ、ファンに愛される彼らのアンセムになっているのだな、と。
ビート・メイカーって、やっぱ偉大だ、という話しでした。
Dead Prez - It's Bigger Than Hip-Hop
Dead Prez - Its still bigger than Hip-Hop