ちょっとポストが遅くなりましたが、2/13にディスク・ユニオンからリリースされた、ディラが10年前にフランク・ン・ダンクのメジャー・デビューを狙って制作した、しかしお蔵入りしてしまっていたいわくつきアルバム『48 Hours』。こちらの日本盤のライナーノーツを書かせていただきました。
なぜ10年間もお蔵入りしてしまったのか、ディラがレーベル用に2種類のバージョンを用意したなど、Wikipediaやネットで囁かれてきた噂や疑問を、フランク・ン・ダンクののフランクに直接、「ぶっちゃけどうなの、本当のところ?」と話を聞きながら、このアルバムの真相に迫ります。
20年来の親友のディラからは親しみを込めて「フランキー」と呼ばれていたフランクは、「いろんな噂があるけど、この際、全部クリアにさせてくれ!」と、熱く語ってくれました。
メインストリームの流れを意識しつつ、十八番の制作スタイルから新境地に挑戦した、しかしディラのテイストもぎっしり詰まった、他に例を見ない制作仕事の『48 Hours』、ディラ・ファンならぜひぜひ~。
Frank-N-Dank "48 Hours"
そして最近、フランキーがディラの弟のイラ・Jと一緒に作ったこの曲のヴィデオがこちら。ディラの遺作や未発表ビートの管理者のひとりであるフランキー曰く、今後も、デリシャス・ヴァイナルからそれらのお宝ビートをどんどんリリースしていくそうなので、むっちゃ楽しみですね!
Yancey Boys - "The Throwaway" feat. Frank Nitt Produced by J Dilla
イラ・J、パフォーマンス、上達したなー・・・ 兄貴分のフランキーはさすがのフロウ!
I miss LA so badly...
2013/5/18 追記:
「ジェイ・ディー」から「J・ディラ」へ……ディラが手がけた幻のアルバムがついに発売