ラジオ局NPRのインタビューが、かなりディープ。
ケンドリックがかなり深いことを語っていたので、一部訳してみました。
飛ぶ鳥を落とす勢いの成功は、必ずしも幸福や心の平和をもたらさない、ということ。深い深い心の傷を負っているからこそ、今でも苦しみを抱き続け、もがき続けているからこそ、聴き手の心に深く突き刺さるのだろうな、と。
Kendrick Lamar:
'I Can't Change The World Until I Change Myself First'
(g.k.m.c.)プラチナアルバムを出してもこの世で自分の居場所が見つからなければ、クレイジーな相殺が待っている。どんなに成功してカネを手に入れても、どうにも居心地が悪いんだ。
(t.p.a.b.のホテルでの叫び声は)地元の親しい友達をどんどん亡くしたこと、地元の仲間ではなくて、ステージ上で大勢に影響を与えているという想い。今年の夏は今までのどの夏より多くの友達を亡くしたよ。
(t.p.a.b.内で自らを「偽善者」と呼んだ自分へのメッセージは)自分自身が変わるまでは、世界なんて変えられやしない。例えば親友のチャッドが殺された時にぶり返した感情。16、17の時に感じた、隣の家族も傷つけばいい、俺の家族が傷ついたんだから、っていう怒りを無視できない。彼があんな風に殺されたことを思うとあの感情がまだ自分の中に流れるんだ。俺がラップスターであろうとなかろうと、まだそんな風に感じているんであれば、俺は問題解決ではなくて、問題の一部なんだ。
彼を「コンプトンの生徒会長」と呼んだわたしは、何も分かっていなかったんだなぁ。でも、だから好きなんだろうな、彼の音楽が。
(それにしたってライブ高いよ、ケンドリック…てか、TDEさんよぅ…)
この秋に行ったケンドリックのLAライブより。