あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
今年は
ションダさん、映画『Hidden Figures』からいただいたインスピレーションを日々忘れないように、1年を過ごして行きたいと思います。
『Hidden Figures』は、公民権運動前の60年代頭に、飛び抜けた数学の才能を持つ黒人女性3人が、実はNASAで大いなる活躍をしていたという、今まで歴史上語られずずっと隠されてきた、真実に基づいた英雄物語。この映画を元旦からDCで押野素子さんと一緒に見て、インスピレーションをがっつりいただいてきました。(ありがとう、もとっち!)
男性至上主義ばかりか、人種差別が今よりもっと社会常識だった時代に、どんなありえへん逆境もチャンスに変えてきた彼女たちのガッツと信念。小学生の女の子から大人の女性まで、ぜひぜひ見ていただきたい映画です。日本でもぜひ、放映して欲しい! 『Moonlight』(何度見ても切ない……)でも素晴らしい演技を披露していたジャネル・モネイちゃん、実は演技を学校で学んで来た本格派女優さんだそうです。
そして、今日1月9日は、ドゥームどん、46才のお誕生日。
お誕生日おめでとう、ドゥームどん!
こちらは、去年LAで行われたストーンズスロウ20周年フェスに集まったドゥーム・ファンの面々。残念ながら女の子のドゥーム・ファンは見当たらなかったけれど、1ヶ所でこんなに密度濃くドゥーム・マニアたちに遭遇できるなんて、なんとも楽しいことよ。
わたしが死ぬ前に絶対に行きたいライブナンバー1の座を欲しいままにしている、ドゥーム先生(1回チャンスはあったが、会場に現れず……)。少し前にマッドリブとの新曲(いつ作られたかは謎ですが)が発表されたばかり。ストーンズスロウの方のお話では、マッドリブのビーツはとっくに出来上がっているので、あとはドゥームどん次第なのだとか。
でも、デ・ラ・ソウルのメシオどんの話しによると、インディー界で最も経済的に成功しているアーティストのひとりがドゥームどんであり、メジャーレーベルに契約することなく、芸術的自由と経済的自由を同時に手に入れている数少ない存在なのだそうだ(少なくとも彼の世代では)。確かに、インディ界での彼の客演の多さもハンパない。
クリスタルクリアな意味をなさないリリックたちではあるけれど、彼のリリックの魔の世界には惹き込まれずにはいられない。
わたしが世界一愛する、2016年いっぱいで引退宣言をしてしまったヤシーン・ベイのライブ(またそのうちアップしたいなと思っておりますが)を見ていてた時も思ったことなのだけれど、やっぱり、人にどう思われるか、好かれるか、気に入られるか、よりも、本当の自分を表現して光り輝くことが、一番大事なんだと、しみじみと。
だって、せっかく唯一無二の個性を持って生まれて来たのだから、
人のマネしていてもしょうがないよね?
それを1999年の"Umi Says"で、「あんたの才能を輝かせなはれ!」と既に語っていたヤっさん、こと、元モっさん。
いかに自分らしく生きていくか。独自の世界を築いていくか。
ヤっさんはその典型的なアーティストのひとりだと思う。
社会的アクティヴィストとして身を張って政治的発言をし、行動を取ってきたヤっさんだけれど、彼は今、本当に別の次元に進んで行っただなと、ライブを見ていて思い知ったのでした。もちろん南アフリカでの5年間も、彼に大きな影響を与えたのだと思う。
だから、彼の引退は寂しさ極まりないけれど、彼の今後の活躍と幸せ、フリーダムと創造性を、思う存分楽しんでいってね!と願うばかりなのです。
チェチェン!
映画繋がりで……
もとっちと本当に同感なのだけれど、普段映画をあまり見ないのに、最近あまりの私的名作の多さにめっきり映画づいているわたしが次にぜひ見たいのが、こちら。
"My Umi said shine your light on the world
Shine your light for the world to see"