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たまたま観たダリル・デイヴィスさんという方の体験談ヴィデオに感動して、1人称を時々勝手に変えちゃってますが、ほぼ全訳してみました。 彼の信念と労力、愛に感動しつつ、正直誤解を解くのに、人種差別やヘイトを壊して消し去るまでに、ここまでの時間と労力を要するのか、という思いもあります。 でも、不可能ではない。 スパイク・リーの映画『BlacKkKlansman』を彷彿とさせる部分もありますが、ダリルさんはがちんこ勝負。彼が今も健在で本当によかった。 確か以前も彼のヴィデオを観たことがあるんだけど、BLMムーヴメントが盛んになって物事がカタツムリペースで変わり始めている今、彼のストーリー、メッセージの響き方がより現実的に感じられる気がします。 One person at a time. R&Bのミュージシャン、ブルースマン、バンドマン、俳優、作家で活動家のダリル・デイヴィスさん。 自分が黒人と告げずに秘書を介して、KKK(クークラックスクラン:白人至上主義団体)のリーダーであるロジャー・ケリーさんをインタヴューに招待します。 ロジャーさんが快適に過ごせるようにと、ダリルさんは秘書に頼み、バケツにソーダの缶と氷を入れて予め冷やしておきました。 ロジャーさんは待ち合わせのモーテルの部屋に拳銃を持って現れ、ダリルさんの鼓動は高鳴り、命の危険を感じます。部屋を間違えたと思ったロジャーさんにダリルさんは武器を持っていないことを見せて自己紹介すると、ロジャーさんはダリルさんに身分証明書を見せるよう伝え、インタビューは始まりました。 しばらく話していると、突然奇妙な音がしてその部屋にいた誰もがギクッとしました。 咄嗟にロジャーさんの武器の音だと思ったダリルさんは、机に両手を置きながらも(武器を持ってないことを証明するため)心臓が高鳴ります。 「ダリル、ケリーさんにふざけた真似をするな。彼に殺されるかもしれない」、という自分の声が聞こえ、「彼に武器を持たせるようなこと言ったけ?したっけ?」と自問します。武器を持っているのはロジャーさんのみ。 ダリルさんは命の危険を感じ、ロジャーさんの目をじっと見据えます。ダリルさんが目で「いったい何をしたんだ?」と語りかけると、ロジャーさんも目で「いったい何をしたんだ?」と語り返しました。 実は、ドレッサーの上に置いておいたバケツの氷が溶けて崩れ、ソーダ缶が音を立てたのでした。するとまたその音がして、みなが笑い出しました。いかに自分たちが無知かということに。 ダリルさんはこれは教えの瞬間だ、教訓を教わった、と思いました。 無知は恐れを生む。 わたしたちは自分が理解できないものを恐れる。 その恐れを阻止しなければ、その恐れは次に憎悪を生み、 その憎悪は次に破壊を生む。 わたしたちは嫌いなものを破壊したいものなのです。 インタビューが無事に終わり、ダリルさんはロジャーさんが時間を費やしてくれたことにお礼を述べ、ロジャーさんはダリルさんにKKKの名刺を渡しました。「連絡してください」と言って。 帰り道に車の中で、ダリルさんが秘書のメリーさんに「ロジャー・ケリーが嫌いじゃない」と伝えると、メリーさんはびっくりして「彼はあなたを好きじゃありませんよ!?」と返します。「彼の言い分はリスペクトできないが、彼と連絡を取り続けるよ」 ミュージシャンであるダリルさんがロジャーさんをギグに招待すると、やって来たのです。KKKの幹部職(ナイト・ホークというランク)らと共に。 ダリルさんがロジャーさんを自宅に招待すると、やって来たのです。ソファーでお互い隣同士で座りながら話していると、手持ち無沙汰なロジャーさんは銃の引き金の部分に指を入れてくるくる回していました。 ダリルさんを嫌い、自分は彼より優れていると感じていた男が、食事室(ダイニングルーム)で隣に座り、食事を共にします。 その関係は2、3年続き、その頃にはロジャーさんはKKKの幹部を共に連れてこないほどにダリルさんを信用するようになっていました。するとロジャーさんはダリルさんを自宅に招待し始めます。KKKのミーティングがあるときでも。そして次はロジャーさんはダリルさんをKKKの決起集会に招待し始めます。 奇妙な関係は続き、長年の間にロジャーさんの頭の中でセメントのように固められたKKKの考え方にひびが入り始め、ダリルさんとの会話や関係を元に、彼は自分に問いかけ始めます。さらに関係が続くうちに、そのセメントは崩れ、粉々になりました。 そしてその数年後に、ロジャー・ケリーさんはKKKを辞めたのです。 ダリルさんは、彼との関係がロジャーさんにKKKのイデオロギーについて考え直させたと確信しています。ロジャーさんはダリルさんにローブを渡し、親友になったばかりか、ロジャーさんは自分の娘のゴッドファーザー(洗礼の時の教父)に指名しました。 ダリルさんが最初にKKKのメンバーにインタビューし始めたとき、彼らはダリルさんが自分たちより劣っており、ダリルさんが提供できるものなど何もないと思っていました。 月日が経って関係を築いていくと、ゆっくりと、しかし確実に、彼らはダリルさんに質問をし始めます。それが形勢が逆転している最初のヒントだったといいます。 「あれ、突然僕の意見が大事なわけ?」 その結果、それらのKKKのメンバーはイデオロギーもローブもバッジも旗も破棄したのです。 あるKKKのメンバーが連邦刑務所に入れられ、10年受刑することになります。父である彼が所属するKKKとの関係を肯定するふたりの娘をTV番組で観たダリルさんは、彼の妻に会いに行きました。「何が欲しいの!?」と激怒する彼女を説得し、娘たちと共に(イリノイ州の最北に位置するシカゴから最南の町にある)刑務所まで車で連れて行きます。夫、父親を訪問させてあげるためでした。 「KKKでここまでしてくれる人は誰もいなかった」と妻は言いました。その5年後、妻がマーティン・ルーサー・キング・デーにこうスピーチしました。 「神はある人びとを使って仕事をするものだと信じています。彼(神)は間違いなくダリル・デイヴィスをその手段に使ったのです。あの人は多くの人たちの人生に触れました」 ダリルさんのおかげで、KKKのメンバーは直接的に40~60人、間接的には200人辞めたといいます。 人びとはよく知らないもの(人)の周りにいるとくつろげないものです。 そして時にそれは排他的になったり、 恐れを克服できない異なるものに恐れを抱くようになります。 その恐れの範囲を超えて憎悪を抱くようになると、克服がより困難になります。 わたしたちは誰もが変わると思うほど甘い考えを持ってはいません。 憎しみに満ち、暴力的で、人種差別主義者のまま墓に入る人たちもいます。 しかし、もしも誰かがあなたと座って話をする意思があるなら、 種をまくチャンスはあるのです。
by kokosoul
| 2020-07-14 07:16
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